開発秘話

Ⅰ.苦節4年でついに完成した「本タッカルビの素」

大好きな息子^^
テスト販売の時も息子の応援!

「食を通じて幅広く交流したい」 という夢の実現のため、 タッカルビ専門店に本場の味を教わりに、 2013年の冬、母国・韓国へ渡りました。

ところが、教えてもらったのは添 加物が沢山入ったレシピ。 その添加物の多さに衝撃を受けた僕は 「安心安全な原料で タッカルビを作りたい!」と思い、 タッカルビの素の開発に着手しました。

しかし開発は思った以上に難しく、 しかも自分の求める原料がそもそも 日本では入手不可能。 韓国へ度々渡り納得のいく原料を探しては 日本に送ってもらえるように交渉しました。

実績もなく注文数も少ない中で、 相手にしてもらえないことも多く 苦難が続きました。 ようやく日本に送ってもらえることになっても 突然生産中止になったりと 次々と現れる壁に 挑戦と挫折を繰り返し、 この4年間で4回の涙を流しました。

しかし、 「大きくなったらパパのタッカルビ食べる!」 という息子の言葉や、 たくさんの方の応援に支えられ、 2017年、 ついに、求める味をつくり出すことに 成功したのです!

このタッカルビの素で たくさんの人を笑顔にしたいです。 それが応援してくださる皆さんへの 恩返しになると信じてこれからも頑張ります!

Ⅱ.お客様の一言が「ヤンニョムチキンのたれ」に

一坪の夢工房にて研究中
相棒の糖度計、塩分計

お客様の一言から生まれた 「ヤンニョムチキンのたれ」

「イさん、ヤンニョムチキンのたれ作ってくれない?私、大好きなんだもの。」

ある日スーパーでお客さんからのリクエストが有りました。自分が作る味を信頼してもらえていることに僕はとても嬉しい気持ちになりました。 実はうちの実家は昔、韓国でチキン屋さん(フライドチキンのお店。韓国には日本のコンビニの数よりも多く、市民のソウフルードです)をやっていたことがあり、その当時母が作ってくれたヤンニョムチキンの美味しさはずっと覚えていました。その記憶が僕を後押ししてくれてその場で即座約束。でも、それからあんなにも時間がかかるとは...!

美味しい配合が中々見つからず、見つかったとしても様々なハードルがあり、商品化には結びつきませんでした。

迷路からの脱出がまったく見込めない日々が続き、とうとう自信もなくしかけていました。諦めるつもりで、最後にトマトケチャップを国産トマト100%使用のケチャプに替えてみたところ奇跡が…! 「えっ!何これ!いいかも、このバランス!これなら美味しいヤンニョムチキンソースが皆さんに届けられる!」

外国産のトマトで作られたケチャップが特に悪いわけではないと思いますが、今回採用した国産のケチャプが僕の追求するヤンニョムチキンの味にピタッとはまり、商品化の決め手となりました。

人を笑顔にすることが出来るととても嬉しいですね。これからもその気持ちでやっていきたいと思います。